• クリントイーストウッド主演
クリントイーストウッド主演

ドル3部作【4K】

荒野の用心棒
不滅のマカロニ・ウエスタン3大傑作、日本初一挙上映
全国ロードショー
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不滅のマカロニ・ウエスタン3大傑作、日本初一挙上映
★3/22(金)より公開劇場で販売★圧倒的情報量と熱量!モリコーネとドル3部作の最新研究! 圧倒的情報量と熱量!モリコーネとドル3部作の最新研究!
「エンニオ・モリコーネ映画大全 特別編 特集:ドル3部作」 編・著:東京エンニオ・モリコーネ研究所
A4サイズ/表紙カラー/中面モノクロ/68ページ/定価1,300円(税込)
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面白くてカッコいい映画の原点にして頂点、それが《ドル3部作》だ
映画史上の3大偉人、
イーストウッドクリントレオーネセルジオモリコーネエンニオのトリオが放った3大傑作、マカロニ・ウエスタン誕生60周年を記念し、【4K復元版】、まさかの日本初一挙上映!

ドル3部作とは

『荒野の用心棒』 、 『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』という3本のイタリア製西部劇=マカロニ・ウエスタンの総称。黒澤明監督の時代劇『用心棒』(1961)をリメイクした『荒野の用心棒』は、1964年9月にイタリアで公開され、当時の興行記録を塗りかえる爆発的なヒットに。その勢いは瞬く間に世界中に広がり、各国でマカロニ・ウエスタンの一大ブームを巻き起こした。
欧米ではスパゲッティ・ウエスタンと称されたこのジャンルは、70年代半ばまでの約10年間に500本近くが作られ、中でも主演クリント・イーストウッド、監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネの出世作となったこの3本は、3年連続イタリア年間興収NO.1になっただけでなく、マカロニ・ジャンル傑作中の傑作として、初公開から60年近くたった今でも世界中のファンに愛されている。
さらに『パルプ・フィクション』のクエンティン・タランティーノ、ジョニー・トー(『エグザイル/絆』)、キム・ジウン(『グッド・バッド・ウィアード』)、チャド・スタエルスキ(『ジョン・ウィック』シリーズ)といった映画監督たちをはじめ、ミュージシャン、漫画家、アニメーター、ゲームデザイナーら、世界のサブカルチャーの担い手たちに絶大な影響を与え続けている。
★《ドル3部作》は近年、ドル箱3部作、と記されることが増えたが、英語表記の“DOLLARS”の意味は、『荒野の用心棒』と『夕陽のガンマン』の英語題からの引用であり、大ヒットした=ドル箱、という意味とは異なる。ゆえに旧来通り、《ドル3部作》と表記する。

ストーリーSTORY

これが映画史上最高の3部作【4K復元版】だ!これが映画史上最高の3部作【4K復元版】だ!

荒野の用心棒

斬新な面白さでマカロニ・ジャンルを確立した痛快作

メキシコ国境の町に一人の流れ者がやって来た。ジョーと名乗るそのガンマンは、町を牛耳る二大勢力、悪徳保安官バクスター一家と情無用の悪党ロホ一家を争わせ、一挙に共倒れさせようと画策するが…。
黒澤時代劇『用心棒』を西部劇にリメイク。目深に被ったハット、無精ひげにシガーをくわえた正体不明のガンマンのキャラは、映画史上のアイコンとなり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』PART2と3にも引用された。今なおポンチョの着こなし宇宙一の座に揺るぎない、イーストウッドのクールな魅力が炸裂する第1弾。
【クリント・イーストウッド主演、ジャン・マリア・ヴォロンテ共演、セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネ音楽/カラー・スコープサイズ、上映時間:1時間39分/イタリア・スペイン・西ドイツ合作/イタリア公開:1964年9月12日、日本公開:1965年12月25日、アメリカ公開:1967年1月18日】
© 1964 Unidis, S.A.R.L. All Rights Reserved. 日本上映権権利元:黒澤プロダクション

夕陽のガンマン

二人の賞金稼ぎの共闘と友情が胸打つマカロニ代表作

大悪党エル・インディオが脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。インディオ一家を追う2人の賞金稼ぎ、若きモンコとモーティマー大佐は商売敵だったが、一家全員の賞金山分けを条件に手を組むことに。しかし大佐には別の目的があった…。
前作よりも一段と際立つイーストウッドのカッコ良さ、眼光鋭い新キャラ、リー・ヴァン・クリーフの堂々たる風格、悪役ヴォロンテの複雑怪奇な個性がドラマを膨らませ、面白さ倍増。フラッシュバックとパンフォーカス撮影を駆使したレオーネのスタイリッシュな演出も絶好調の第2弾。
【クリント・イーストウッド主演、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ共演、セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネ音楽/カラー・スコープサイズ、上映時間: 2時間12分/イタリア・スペイン・西ドイツ合作/イタリア公開:1965年12月18日、日本公開:1967年1月20日、アメリカ公開:1967年5月10日】
© 1965 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved

続・夕陽のガンマン

タランティーノ絶賛!アクションと笑い満載の超大作

南北戦争下、賞金稼ぎのブロンディとお尋ね者のトゥコは、いかさまを仕組んでは巻き上げた賞金を山分けにしていた。ある時、瀕死の南軍兵士から軍資金20 万ドルの隠し場所を訊き出した二人は、その地に向かう途中、運悪く北軍の捕虜に。そして捕虜収容所長のエンジェル・アイズもまた20万ドルの行方を追っていた…。レオーネ版『戦場にかける橋』ともいうべき3 時間に及ぶ超大作。 “いい奴、悪い奴、汚い奴” というふざけた原題通りコメディ色が強まり、エキサイティングな見せ場もたっぷり。圧倒的ヴォリュームの第3弾。
【クリント・イーストウッド主演、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック共演、セルジオ・レオーネ監督、エンニオ・モリコーネ音楽/カラー・スコープサイズ、上映時間:2時間58分/イタリア・スペイン・西ドイツ合作/イタリア公開:1966年12月23日、日本公開:1967年12月23日、アメリカ公開:1967年12月29日】
© 1966 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved.
★3部作の登場人物は似通っているが、物語上の繋がりは一切ないので、どの順番で観てもOKだ。

海外コメントCOMMENTあいうえお順 敬称略

荒木飛呂彦(漫画家)

「幅広の帽子」「ポンチョ」「眩しそうな眼差し」で孤独に荒野に立つ。クリント・イーストウッドのこのシンプルな立ちポーズこそ!気品!神話性!何者の追随をも許さないヒーローの姿だ。

石津文子(映画評論家)

子供の頃、母が編んだポンチョを着ていた。マカロニ・ウエスタン好きになったのも、映画好きになったのも、イーストウッドに会えたのも、全部ポンチョのおかげだ。みんなポンチョを着ろ。ドル3部作を観ろ。話はそれからだ。

鬼塚大輔(映画評論家、「セルジオ・レオーネ」(フィルムアート社刊)翻訳者)

上質の葡萄酒は時が経つほど美味になる。イタリア産の極上VINOなら、なおのこと。もう何度も味わった(観た)って? 劇場でかい? 至福の真っ赤なVINOは、ちゃんとリストランテ(映画館)で味わおうぜ!

小島秀夫(ゲームクリエイター)

スパゲッティばかり食べていた僕が、“マカロニ”を食べるようになったのは、この“ドル3部作”のおかげだ。クロサワが産んだ和食は、イタリアの土を踏み、主役のイーストウッド、監督のレオーネ、音楽のモリコーネという三人のマエストロにより、新たなジャンルへと昇華した。米国産の西部劇とも違うその独特のスタイルと魅力は、一度味わうと病みつきになる。タランティーノがかなりの影響を受けたのと同じように、“ドル3部作”がなければ、メタルギアも生まれなかったはずだ。世界中のフォロワーに影響を与えたイタリアン・パスタの絶品が、4Kで蘇る。皿の底まで堪能して欲しい。 

ギレルモ・デ・オリヴェイラ(『サッドヒルを掘り返せ』 監督)

最初から3本作られるはずではなかったとはいえ、60年経ってみると、これは過去最高の3部作かもしれない。いずれの作品も前作を上回り、新たな表現を発明している。35mm テクニスコープで撮影された3部作の4K修復版は、本当にゴージャスだ。 レオーネ、イーストウッド、モリコーネは、今や神の領域にいる。

海外評OVERSEAS REVIEWS

荒野の用心棒

ジャンル映画を愛するすべての映画ファンは、少なくとも一度は映画館のスクリーンで観るべきだ。

ヴィレッジヴォイス誌 2018年5月23日

カルト的で劇画のように強烈。 西部劇のパンク・ロックだ。

ガーディアン紙 2018年4月13日

新たな地平を切り開き、ジャンルのクラシックとなった。

タイム誌 2011年5月23日

巧みな演出、見事な撮影、端正な演技-アクション・ファンが望むあらゆる要素を備えた強烈作品。

ヴァラエティ誌 2009年3月26日

レオーネとイーストウッドの最初のマカロニ・ウエスタンは少々荒削りだが、今観てもスタイリッシュだ。

タイムアウト誌 2006年1月26日

夕陽のガンマン

強烈な西部劇であり、かつ最上級のアクション映画だ。

ヴァラエティ誌 2009年3月26日

見事な構図、モリコーネの音楽、抑制された演技によって、『荒野の用心棒』から大きく前進した。

タイムアウト誌 2006年1月26日

クローズアップとロングショットを巧みに編集するレオーネの手腕は、いつ観ても楽しい。

シカゴリーダー誌 2012年8月13日

各場面は素晴らしく、キャスト、音楽、雰囲気など、それぞれの要素が完璧だ。

エンパイア誌 2012年8月13日

脂っこくて、汗まみれで、毛むくじゃらで、血塗れなバイオレント・ウエスタン。こりゃうまい。

シカゴ・サンタイムズ 2004年10月23日

続・夕陽のガンマン

大スクリーンでのみ真価を発揮する、1960年代の偉大な作品の一本。

デトロイト・フリープレス紙 2013年9月11日

西部劇をオペラのような新しい手法で再構築した試みは、大胆かつ大成功を収めている。

ロンドンイヴニングスタンダード紙 2008年8月1日

3部作のフィナーレを飾ったこの野心的な超大作へのオマージュと賞賛の声は、後を絶たない。

エンパイア誌 2008年8月1日

オリジナルの上映時間通りに復元されたレオーネの巨篇は、素晴らしい出来映えだ。

ハリウッドリポーター誌 2004年6月8日

ありえない傑作。

シカゴトリビューン 2003年8月7日

まさに芸術である。

シカゴ・サンタイムズ 2003年8月5日

キャストCAST/STAFF

映画史に新たな地平を切り拓いた
3大偉人
孤高のガンマン

主演クリント・イーストウッド(1930~)

1960年代初め、当時30過ぎのイーストウッドはTV 西部劇のレギュラーだった。ある日、イタリアの新人監督が撮る西部劇の主演という怪しいオファーが舞い込む。日々同じ役を演じることに飽きていたTV 俳優は意を決し、ロケ先のスペインに向かった。その西部劇、『荒野の用心棒』は誰もが予想しない大ヒットとなり、2本の続篇と共に《ドル3部作》として世界中で大ブームとなった。一躍トップスターの仲間入りを果たしたイーストウッドは、さらに『ダーティハリー』(71) の爆発的ヒットとそのシリーズ化によって70年代屈指のマネー・メーキング・スターに。『恐怖のメロディ』(71) では監督デビューを飾り、以降、ひたすら自身の興味の赴くままに映画作りに取り組み続けてきた。そして監督・主演した西部劇『許されざる者』(92) がアカデミー賞・作品、監督賞ほか4部門を受賞。『ミリオンダラー・ベイビー』(04) でも作品、監督賞ほか4部門を受賞し、イーストウッドは名実ともにハリウッドの巨匠となったのである。現在93才。今も新たな監督作『Juror #2』に取り組んでいるが、世の流行り廃りにとらわれず、常に我が道を歩み続けるその姿は、どこか《ドル3部作》で演じた孤高のガンマンを思い起こさせる。
鮮烈のスタイル

監督セルジオ・レオーネ(1929~1989)

無声映画の監督だった父と女優だった母の間に生まれたレオーネは、チネチッタ撮影所で産湯を使った映画の申し子だった。少年時代から端役や助監督を務め、1950年代に入ると当時流行りの史劇の脚本を書きながら、『トロイのヘレン』(54) 、『尼僧物語』(57)、『ベン・ハー』(59)など、チネチッタで撮影されたハリウッド大作の助監督を務めた。史劇『ロード島の要塞』(60) で監督デビューを飾ったものの、そのブームも去り、暇を弄ぶ日々が続いていたが、ある日、撮影所の仲間に薦められて観た日本の時代劇がその後の人生を大きく変えた。『用心棒』(61) の面白さに熱狂したレオーネは、これを西部劇に作り替えようと思い立ち、結果、出来上がったのが『荒野の用心棒』だった。人物の顔や眼、手のクローズアップと引きの画を組み合わせた立体的な空間造形、前景と後景にピントを合わせたパンフォーカス撮影による鮮烈なヴィジュアル、静寂の中で延々と続く睨み合いの緊張感と銃声が生死を分かつ瞬間の興奮・・・《ドル3部作》のレオーネ演出は今観ても断然カッコいい。後年イーストウッドは、“レオーネは欧米の映画全般に新たなスタイルをもたらした。それは面白くて革新的だったと語っている。
哀愁のメロディー

音楽エンニオ・モリコーネ(1928~2020)

『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)の音楽は本当に美しい。甘くて切なくて、うっかりするとただ聴いているだけなのについ涙が溢れそうになる。この名曲を書いたのが偉大なる“マエストロ”、エンニオ・モリコーネだ。2020年7月、モリコーネが91才で亡くなった後、『ニュー・シネマ~』の監督であり盟友だったジュゼッペ・トルナトーレは、その生涯を描いたドキュメンタリー『モリコーネ 映画が恋した音楽家』(21)を発表。驚きと感動に満ちたエピソードの数々は日本でも話題になった。モリコーネはその作曲家人生において430本に及ぶ映画・TV作品に膨大な楽曲を提供してきたが、その中でも忘れてはならないのが、自身が世に出るきっかけとなった《ドル3部作》とマカロニ・ウエスタンの音楽だ。哀愁のメロディーが印象的な『荒野の用心棒』のテーマ曲「さすらいの口笛」。バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」の大胆アレンジが衝撃的な「ガンマンの祈り」(夕陽のガンマン)。『続・夕陽~』のクライマックスを飾る「黄金のエクスタシー」は名曲中の名曲。モリコーネが《ドル3部作》に付けた音楽は、観終わった後、すぐさまサントラを買いに走りたくなるカッコ良さに満ちている。

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